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活字をこよなく愛する、建築系大学生の日常と考察。

2014北海道マラソンで、初フルマラソンに挑戦してきました

 

久々の更新です。

去る8月31日に、2014北海道マラソン(初フルマラソン)に挑戦してきました。

最高に、熱い1日でした。

 

 

 

 

当日の装備

 

  • Tシャツにランパン、走りなれた赤いミズノのシューズ
  • 白い帽子(暑かったのでかなり助けられました)
  • ふくらはぎにテーピング
  • 以下、ウエストポーチの中に
  • エアーサロンパス(これがレース後半でかなり効きました)
  • バンテリン
  • 塩分タブレット
  • コースの地図(使いませんでしたが一応…)
  • 絆創膏
  • ウイダー(これなかったらかなりしんどかっただろうと思います)
  • ゼッケンの裏に各関門の閉鎖時刻を転記(関門がとても怖かったので笑)

 

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【スタート前日】

 

前日の夜、ゼッケンをTシャツにとめながら、レースのイメージトレーニング。

8月の月間走行距離が50キロにさえ達してなかったので、最後まで走りきるのはまず無理だろうと予想。

目標は「歩こうと止まろうとゴールラインを越えること」。

各関門の閉鎖時間(過ぎてしまうとその時点で強制ストップ、収容バス行き)との戦いになるだろうなと考えていました。

前日はいつもより早く、日付が変わる前にベッドにもぐりましたが、なかなか眠れず。

朝い眠りを繰り返すうちに日が昇ってしまいました。

朝7時前、おにぎりとカップスープを食べて気合を入れて、スタート地点へと向かいます。

 

 

 

 

【スタート→5km】

 

朝9時、号砲。

テレビ塔のカウントダウンを眺めてからのスタート。

集合位置がかなり後方だったのですが、思ったよりスタート地点まで早く到達できました(3分18秒)。

入りの5kmは、キロ6前後のまずまずの滑り出し。

できるかぎり楽に走ることを意識していました。

かなり気温が上がってきていたので暑さとの勝負になるだろうと考えつつ、ただただ足を動かします。

5kmの通過は33分04秒(関門閉鎖-22分)(ネットタイム29分51秒)

 

 

 

 

【5km→10km】

 

少しずつ集団もばらけてきて走りやすくなっていくころ。

淡々と足を進めるが、8km辺りで早くも足に疲労感が。

10km辺りでランナーの流れから一旦離れストレッチをしていたら、沿道のお姉さんに心配されてしまいました。

お礼を言って先へ。

10km通過1°02′31″(関門閉鎖-27分)

 

 

 

 

【10km→15km】

 

このあたりから少しずつコースが単調に。

応援が頼もしい。

10kmすぎまでは周りの景色を眺めている余裕がありましたが、徐々に延々と続く前方のランナーを見ているのが辛くなり、自分の影を見つめながら走っていました。

15km通過1°33′59″(関門閉鎖-29分)

 

 

 

 

【15km→20km】

 

17kmをすぎたあたりではじめて「これは完走無理か…?」という不安が脳裏をよぎる。

足に痛みを感じつつストレッチを挟みつつ給水を挟みつつ、とりあえず20kmまで行こうと決めてただただ前へ。

20km通過2°05′06″(関門閉鎖-31分)

 

 

 

 

【20km→25km】

 

20km地点の給食、貴重なエネルギー源になるはずだったバナナが、目の前でなくなる。

精神的にかなりの打撃でした。

仕方がないので後半に取っておくつもりだった、ウイダーを飲んでしのぐ。

そして、脚がつりそうだったので、ここの間で初めて歩きました。

しばらく筋肉をほぐしながら歩き、走りを再開。

25km通過2°41′07″(関門閉鎖-28分)

 

 

 

 

【25km→30km】

 

正直ここが一番辛かったです。

折り返し地点を越え若干精神的に楽になるものの、単調な景色と照り付ける太陽に容赦なく襲われます。

ここで歩いたら先の関門で引っかかることが目に見えていたので、足を引きずりつつもなんとか走るけれど…

30km通過3°20′33″(関門閉鎖-21分)

 

 

 

 

【30km→35km】

 

脚がつりそうになって止まり、しばらく歩いてまた走り出す、の繰り返し。

エアサロとバンテリンを塗りたくりつつ無理やり足を動かす。

このあたりから、給水ポイントの水がなくなり始めていました。

辛かったのと、コースの単調さが重なって、あんまり細かい記憶がないです。

35km通過4°07′50″(関門閉鎖-7分)

 

 

 

 

【35km→40km】

 

背後に迫る収容バスに怯えつつ、40km関門閉鎖時刻との戦い。

35km地点で残り時間は42分、つったら走れなくなって終わりだと経験上分かっていたので、38kmまではひたすらwalkに徹しました。

38kmの通過時点で残り時間は14分強。

なんとか筋肉が持ってくれることを信じて、再び走ることを決意。

歩いているのと大して変わらない、ただ確実にスピードの増した足をひたすら前に押し出す。

関門まであと500mくらいの場所から関門閉鎖までのカウントダウンが聞こえてきた記憶があります。

残り4分、3分、2分、1分…、ぎりぎりで滑り込み。

40km通過4°49′22″(関門閉鎖-38秒)

 

 

 

 

【40km→42.195km】

 

無事40km関門を越え、安堵のため息を漏らしながら歩き始める人が多い中、行けるところまで行こうと思いひたすらゴールを目指して走りました。

FINISHと書かれた門が見えてきたときには泣きそうに。

 

そして、ついに初のフルマラソン完走!!!

 

 

 

 

【ゴール後】

安堵感と達成感と脚の痛みと感謝の気持ちでぐちゃぐちゃになりながら、42キロをともに旅したウォッチを眺めました。

5°06′43″(ネットタイム5°03′25″)。

きっと一生忘れないだろうと思います。

またいつか、今度はしっかり練習を積んで挑戦をしようと、胸に誓いました。

 

 

 

 

まとめ

 

初のフルマラソン挑戦でしたが、完走(というか完歩?)できて本当によかったです。

北海道といえど、真夏のレース。暑さ対策は必須だと感じました。

水分補給、塩分補給等、しっかり計画的に行うことが大切だと思います。

 

他の大会でフルマラソンを走ったことはないので、比較はできませんが、北海道マラソンは中盤から後半にかけての単調なコースが非常につらかったです。

また、今年は例年よりも暑かったということもあるとは思いますが、「後半の給水ポイントで水が足りなくなる」という事態は、本来避けなければならないことだろうなと思いました。

それでも、楽しいコース、楽しいレースでした。 

 

スタート前に応援の声をかけてくれた方、一緒に走った仲間、沿道で声援や飲み物をくれた方々、給水所や受付、感想メダルを首にかけてくれた方など運営スタッフの皆様、ほんとうにありがとうございました。

最高の42キロでした。

また走ります。

 

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