東京+千葉の現代建築巡り
今年の夏に巡った、東京+千葉の現代建築をまとめました。
東京には、日本を代表する建築家の作品がたくさんあって面白いです。
たまには肩の力を抜いて、街を眺めながら散歩でも、どうですか。
根津美術館(隈研吾 2009リニューアル 青山)
竹に囲まれたアプローチは圧巻。
すぐそばにあるはずの都会の喧噪がゆっくりと溶けていく感覚が味わえます。
庭園もすごくきれいでした。「日本」「和」という感じ。
踊場からの、窓で切り取られた庭園の景色は必見です。
GINZA KABUKIZA(隈研吾 2013 銀座)
中には入ってません、外観を眺めただけ。
背後にそびえる高層建築には賛否両論だったようですが、そこまで圧迫感はなかったです。
とにかくものすごい人の数でした。いつか入ってみたい。
21_21 DESIGN SIGHT(安藤忠雄+日建設計 2007 六本木)
「1枚」「連続」という印象が強い建築でした。
高さが抑えられているので、周囲ともゆるやかに連続しています。
展示は主に地下にあるのですが、そこまで広くはない空間の中で面白い動線を作っているな、と感じました。
SunnyHills 微熱山丘(隈研吾 2013 青山)
とげとげしいような、やわらかいような、不思議な外観。
奇抜な外観に比べて、内部はかなりやさしい空間でした。
おいしいパイナップルケーキとほうじ茶をサービスしてくれます。
ワタリウム美術館(Mario Botta 1990 渋谷)
人の顔が貼りつけられたデザインは、外壁の上に紙を貼ってできたものでした。
流石に内部はかなり狭いですが、展示にカフェに雑貨屋さんと、かなり充実していました。
どこか隠れ家的な雰囲気がありました。
塔の家(東孝光 1966 渋谷)
とにかく狭い狭い。
この敷地、このヴォリュームにいったいどうやって親子3人が暮らしていたのか。
現役の住宅なので残念ながら中は見られませんでしたが、外から眺めるだけでもそのすごさは分かります。
プラダ ブティック青山店(Herzog & de Meuron 2003 青山)
半年ほど前に夜の姿を眺めたので、今回は昼の姿を。
やっぱり変です。でも嫌いではない。
ホキ美術館(日建設計 2010 千葉)
やはり目玉は30mのキャンチレバーですが、それに加えて内部空間の心地よさが郡を抜いていました(残念ながら美術館の中は写真撮影禁止)。
写実画というものを初めてちゃんと見たのですが、予想以上に面白かったです。
風景、果物、女性といった対象がなぜよく描かれるのか、という問の答がなんとなく分かったような気がします。
總寧寺永代供養施設「無憂樹林」(妹島和世 2014 千葉)
GA130を見て、行ってみました。
雑誌を眺めているときはものすごい違和感があったのですが、実際に行ってみると、周囲にうまく溶け込んでいる感じがしました。
ただ、この建築がこの場でどのような役割を果たすのかという疑問は氷解せず。
東京駅(辰野金吾 1914 東京)
現代建築ではないですが。
すごくきれいでした。
なにが美しいのかとか考える余裕もなく、ただただ美しい。
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